vaguely

和歌山に戻りました。ふらふらと色々なものに手を出す毎日。

【今日の一枚】『In On The Kill Taker』fugazi

Washington D.C.出身のバンド、fugaziの1993年のアルバム。

暴発寸前のフィードバックから、荒く尖ったサウンドが突っ込んできます。
「Facet Squared」の勢いを引き継ぐように速く、ハードな「Public Witness Program」。

最後までこのまま続くのか、と思いきや、「Returning the Screw」では吹き出しそうな感情を抑えたような”静”を見せます(最後には爆発しますが)。

また、「Smallpox Champion」や「23 Beats Off」などの強烈なノイズも印象的で、
「Cassavetes」「Great Cop」の流れも強力に突き上げてきます。

最後はすべてをぶつけ、叩きつけるような「Last Chance for a Slow Dance」で幕を閉じる約42分間。

皆で歌える「流行りの音楽」とは対極にあるような、全体を貫く攻撃的な音はとっつきにくくもありますが、聴いているうちにどんどんハマり込んでいきます。

http://www.dischord.com/band/fugazi