【今日の一枚】『Thank you』David Boyles
David Boylesの世界デビュー作となった2005年のアルバム。
Taylorのギターを抱えたジャケットから、
アコースティックな曲かと思いきや、ジャリッと歪んだギターのカッティングからスタート。
ちょっと高めの声はファンキーで歯切れ良く、心地良いです。
また、全体を通してストレートなファンク曲はないものの、
パキッとしたリズムに体が動かされます。
「Infinite Possibility」のソロなど、深めのドライヴサウンドも聴けますが、
アコースティックギターを中心にしているためか、歌い方のためかとても爽やかです。
「Destiny」などほんのりJazz風味な音遣い、「Passing You By」「Back To You」のテンションコードもお洒落な感じ。
全ての演奏を一人でこなしているためか全体的にシンプルですが、
その分魅力が伝わりやすいのかもしれませんね。
欲を言えばもう少しだけアクの強い音が欲しい気もしますが、リラックスして聴きたい一枚。